今日の井上一樹
(バックナンバー)

10月1日〜
今日の井上一樹(10/9)

井上、有終のダメ弾

 中日ドラゴンズの20世紀最後のホームランは、やはりこの男のバットからだった。 新世紀へ夢を乗せて右中間スタンドへ、我らが井上の11号豪快アーチが突き刺さる。 広島市民球場のレフトスタンドへ詰め掛けた大観衆の 今世紀最後の『燃えよドラゴンズ』の大合唱は、 雲を越え天を越え、沖縄から北海道まで列島中に響き渡った。

 「びっくりしたわ。沖縄のブルペンで朝倉とトークしてたら、何処からか『燃えドラ』が聞こえてくるやないか。 何やと思ったら、井上さんのホームランやったんやなあ」(ハイサイリーグ参加中の藤井)

 “終わりは始まり”とは言ったものだが、ドラゴンズの20世紀最後のホームランを放ったのが我らが井上という事は、 同時に21世紀は井上の世紀になるという事だ。 トゥエンティファースト・センチュリー。今、新たな時代、井上の時代が幕を開けた。

10/9(月) 5番ライト 右本 三振 三振 ---- ---- ---- .280 ●広 黒田 野口
10/8(日) 7番ライト右安 右安 右安 右2 中飛 ---- .280 ○広 山内 岩瀬
10/7(土) 7番ライト 三振 ニゴ 遊併 三振 ---- ---- .274 ●広 ラドウ 山本昌
10/5(木) 7番ライト 中安 左飛 三振 ニゴ ---- ---- .278 ●広 佐々岡 野口
10/3(火) 7番ライト 四球 三振 三振 ニ飛 ---- ---- .278 ●ヤ 前田 川上
今日の井上一樹(10/8)

井上、桜島のように噴火!


 レギュラ―クラスのほとんどは控えに回り、 1軍半選手の起用が中心になる消化試合で 何故かスタメンで使い続けられ 首脳陣の信頼もバッチリの我らが井上だが、 前日の“桜島、噴火!”のニュースに燃えないわけがない。 「おお、今日はお客さんが(市民球場にしては)いっぱい入っとるなあ。 この雨の中、きっとこのオレの桜島のような大爆発を見に来たに違いない。 頑張るぞ!」と、 ライトスタンドはもちろんレフトスタンドの中日ファンでさえ金本のトリプルスリーを見に来ていた事実はおいといて、 4の3の猛打賞と大活躍。市民球場は打率.370と相性のいい井上に、 センイチ勇退と同時にカープ移籍が噂される水谷コーチの目がキラリ と光った。

10/8(日) 7番ライト右安 右安 右安 右2 中飛 ---- .280 ○広 山内 岩瀬
10/7(土) 7番ライト 三振 ニゴ 遊併 三振 ---- ---- .274 ●広 ラドウ 山本昌
10/5(木) 7番ライト 中安 左飛 三振 ニゴ ---- ---- .278 ●広 佐々岡 野口
10/3(火) 7番ライト 四球 三振 三振 ニ飛 ---- ---- .278 ●ヤ 前田 川上
10/1(日) 6番ライト 右2 一ゴ 投ゴ 四球 ニゴ ---- .281 ●横 福盛 前田
今日の井上一樹(10/7)

井上、4打席連続まであと一歩!


 「オレの目標は立浪さん。あの人のどんなところでも吸収して自分のモノにして、 きっとなったる!選手会長!」。 未来の選手会長を目指す井上に取って立浪は心の師匠、尊敬の対象であり目標である。 その立浪が9月26日の試合で記録したのが 「4打席連続イニングの最終打者」 だ。 この日の井上は第1打席で2死三塁から三振でチェンジ、 第2打席で2死一二塁から内野ゴロでチェンジ、 第3打席は1死一塁から三振ゲッツーでチェンジと 夢の「4打席連続イニングの最終打者」まであと1打席となったが、 第4打席は1死二塁という“難しい場面”で無念の三振。 さすがに 立浪の域にはまだまだ といった塩梅だが、 一歩ずつ目標に近づく井上の向上心はとどまるところを知らない。

10/7(土) 7番ライト 三振 ニゴ 遊併 三振 ---- ---- .274 ●広 ラドウ 山本昌
10/5(木) 7番ライト 中安 左飛 三振 ニゴ ---- ---- .278 ●広 佐々岡 野口
10/3(火) 7番ライト 四球 三振 三振 ニ飛 ---- ---- .278 ●ヤ 前田 川上
10/1(日) 6番ライト 右2 一ゴ 投ゴ 四球 ニゴ ---- .281 ●横 福盛 前田
9/30(土) 6番ライト 右飛 右3 中飛 ---- ---- ---- .281 ○ヤ レモン バンチ
今日の井上一樹(10/5)

井上、ロケットダッシュ!


 いよいよ今シーズンもこの試合を含め残り4試合。1軍レギュラークラスで盗塁を決めて 「ない」のは我らが井上ただ一人。 「今日は絶対に決めてやる!」。 第1打席、センター前ヒットで一塁に出た井上が塁上でそのチャンスを伺う。 そのとき、佐々岡の投球がワイルドピッチ&パスボール! ボールはキャッチャー西山のはるか後方へ転々と転がった 「ように見えた」のは我らが井上ただ一人。 思い切りよく一塁ベースを飛び出した井上だったが、 西山は何事もなかったようにボールを拾うと一塁へ送球し楽々アウト。 今日も次打者のバッティングを待たずして塁上で憤死するワンマンショーで球場を沸かせ、 ナゴヤドーム最終戦に笑いで華をそえた井上だった。

10/5(木) 7番ライト 中安 左飛 三振 ニゴ ---- ---- .278 ●広 佐々岡 野口
10/3(火) 7番ライト 四球 三振 三振 ニ飛 ---- ---- .278 ●ヤ 前田 川上
10/1(日) 6番ライト 右2 一ゴ 投ゴ 四球 ニゴ ---- .281 ●横 福盛 前田
9/30(土) 6番ライト 右飛 右3 中飛 ---- ---- ---- .281 ○ヤ レモン バンチ
9/28(木) 守備 左安 四球 一ゴ ---- ---- ---- .280 ○神 吉野 矢口
今日の井上一樹(10/3)

神宮最終戦


 このところ4試合連続安打で13打数6安打と 客がいなくなればなるほどバッティングに磨きがかかる我らが井上 だが、この日は小休止。 関東最終戦となる今日のヤクルト戦。 振り返ってみれば今シーズン、読売のリーグ優勝の戦犯は間違いなく中日であり、 本来なら中日がするべき「読売独走阻止」を代わりにやってくれたのがヤクルトだった。 そのヤクルトへの「ささやかな恩返し」の気持ちは 1点差にも関わらず4回から日笠、5回から小笠原 という継投に如実にあらわれており、勝負ごとに義理堅い星野監督の意向を察しこの試合は不発、 井上を始めとする竜打線の“イキなはからい”でヤクルトに地元勝利をプレゼントした格好だ。

10/3(火) 7番ライト 四球 三振 三振 ニ飛 ---- ---- .278 ●ヤ 前田 川上
10/1(日) 6番ライト 右2 一ゴ 投ゴ 四球 ニゴ ---- .281 ●横 福盛 前田
9/30(土) 6番ライト 右飛 右3 中飛 ---- ---- ---- .281 ○ヤ レモン バンチ
9/28(木) 守備 左安 四球 一ゴ ---- ---- ---- .280 ○神 吉野 矢口
9/27(水) 7番ライト 三邪 左安 中安 中安 ---- ---- .279 ○神 野口
今日の井上一樹(10/1)

シドニー・コンビ


 この日よりシドニー五輪から帰ってきた鈴木郁が合流。 自分もオリンピックに参加したと言い張る我らが井上 だけに、ここは“五輪コンビ”でいいところを見せたいところだ。 しかし、井上を始めとする竜打線は力投を続ける前田・中山を気持ちよく見殺しにする貧打の山、 最後、延長11回裏には小山のワイルドピッチを鈴木郁が大きくそらしランナーを進め、 これが決勝のランナーになってしまうという 何処かで見たような光景 で、別の意味での“オリンピック効果”を見せつけているのだった。

10/1(火) 6番ライト 右2 一ゴ 投ゴ 四球 ニゴ ---- .281 ●横 福盛 前田
9/30(土) 6番ライト 右飛 右3 中飛 ---- ---- ---- .281 ○ヤ レモン バンチ
9/28(木) 守備 左安 四球 一ゴ ---- ---- ---- .280 ○神 吉野 矢口
9/27(水) 7番ライト 三邪 左安 中安 中安 ---- ---- .279 ○神 野口
9/26(火) 7番ライト 三振 四球 遊ゴ 左飛 ---- ---- .273 ○神 ハンセ 山本昌
KAZUKI☆EXPRESS