今日の井上一樹
(バックナンバー)

3月31日〜4月30日
今月の井上一樹(3月〜4月)
4/30(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .222
4/29(土) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .222
4/28(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .233
4/27(木) 7番ライト 三振 一ゴ 四球 ---- ---- .233
4/25(火) 7番ライト 中飛 左2 二安 投ゴ ---- .244
4/23(日) 7番ライト 中飛 右安 中安 2ゴ ---- .204
4/22(土) 代打 2ゴ ---- ---- ---- ---- .182
4/20(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .188
4/18(火) 7番ライト 四球 左2 三振 投併 ---- .188
4/16(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/14(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/13(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/12(水) 7番ライト 三振 1ゴ 1ゴ ---- ---- .172
4/11(火) 7番ライト 一邪 一ゴ ---- ---- ---- .192
4/09(日) 7番ライト 遊飛 左安 遊ゴ 中飛 ---- .208
4/08(土) 7番ライト 四球 中飛 中安 ---- ---- .200
4/07(金) 7番ライト 振併 右安 一ゴ 三振 右安 .167
4/06(木) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .077
4/05(水) 7番ライト 三振 三振 一ゴ ---- ---- .091
4/04(火) 7番ライト 遊ゴ 三ゴ 三振 ---- ---- .125
4/02(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .200
4/01(土) 7番ライト 中飛 三振 遊併 ---- ---- .200
3/31(金) 7番ライト 四球 中安 ニゴ ---- ---- .500
今日の井上一樹(4/30)
 いくら診察結果が「異常なし」とは言え、 中日屈指のビジュアル系プレーヤー・井上 としては、顔面激突直後の顔をお客さんに見せたくないのは道理だろう。 中日の女性ファンの半分を占めるとも言われる我らが井上ファンのため、 昨日の激突で腫れた顔を見せたくない、 そんな井上の優しい心が今日のベンチ待機となった。 いや、決して相手の 先発が左の星野だから という理由ではない。はずだ。多分。

4/30(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .222
4/29(土) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .222
4/28(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .233
4/27(木) 7番ライト 三振 一ゴ 四球 ---- ---- .233
4/25(火) 7番ライト 中飛 左2 二安 投ゴ ---- .244

今日の井上一樹(4/29)
 伊達に メカゴジラ と呼ばれていたわけではない。 プロ野球選手は体が資本、基本的に体は頑丈に出来ているものだが(神野は除く)、 顔まで頑丈なのは、球界広しと言えど我らが井上ただ一人 だ。7回の守備時、 阪神・平尾のライトファウルゾーンへの飛球を追った井上は、顔面からフェンスに激突、 鼻血を出してブッ倒れ、そのままタンカで運ばれ病院に送られてしまった。 テレビ・ラジオの解説陣が 「あれは鼻を骨折してますね」「骨折でしょう。ものすごいぶつけ方をしましたよ」 と井上の身を案じる中、 病院での精密検査の結果は 「異常なし」。 井上の顔はメカゴジラより固いのでは、 そんな新たな伝説の1ページを加えた井上だった。

4/29(土) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .222
7回にフェンス激突、ライト種田と交代し途中退場。
4/28(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .233
4/27(木) 7番ライト 三振 一ゴ 四球 ---- ---- .233
4/25(火) 7番ライト 中飛 左2 二安 投ゴ ---- .244
4/23(日) 7番ライト 中飛 右安 中安 2ゴ ---- .204

今日の井上一樹(4/28)
 「もうすぐや、もうすぐ俺の出番がきっと来る」。 井上がベンチの中で虎視耽々と“自分の出番”を待っている。 そしてそれは、同点で迎えた9回裏にやって来た。 1死ランナー二塁、一打サヨナラの場面、格好のお膳立てが整うと、 みんなの夢を乗せて(J.LEEの)サヨナラタイムリーがライト頭上を抜けて行く。 「来た!俺の出番や!」。 ベンチを飛び出した我らが井上は殊勲のJ.LEEに真っしぐら。 試合中にも見せた事のない猛スピードで駆け寄り、 歓喜の輪の中で 盛り上げ役としての仕事 をしっかりこなしていた。

4/28(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .233
4/27(木) 7番ライト 三振 一ゴ 四球 ---- ---- .233
4/25(火) 7番ライト 中飛 左2 二安 投ゴ ---- .244
4/23(日) 7番ライト 中飛 右安 中安 2ゴ ---- .204
4/22(土) 代打 2ゴ ---- ---- ---- ---- .182

今日の井上一樹(4/27)
 1打席目は三球三振。 2打席目はバットにボールが当たり内野ゴロ。 3打席目ではボールがはっきり見えるようになり余裕の四球を選ぶなど、 1試合の中で打者としての成長過程を表現 していたアーティスト・我らが井上だったが、 7回、2点リードの場面で欲張ったセンイチが井上に代打・渡辺をコール。 本当ならば第4打席でヒット、第5打席でホームランという井上の「すくすく成長計画」は、 神宮の杜にはかない露と消えてしまった。 そして、 井上が引っ込んだことで精神的支柱を失った投手陣 に2点リードを守り切れというのは酷な話。 井上の名前がスコアボードから消えたこの回からにわかに中継ぎ陣が崩れ出し、 ヤクルト打線に大量3点を失い手痛い逆転負けを喫したのだった。

4/27(木) 7番ライト 三振 一ゴ 四球 ---- ---- .233
7回に代打・渡辺と途中交代
4/25(火) 7番ライト 中飛 左2 二安 投ゴ ---- .244
4/23(日) 7番ライト 中飛 右安 中安 2ゴ ---- .204
4/22(土) 代打 2ゴ ---- ---- ---- ---- .182
4/20(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .188

今日の井上一樹(4/25)
 先発が左のハッカミーだろうがもはや関係ない。 「7番、ライト井上」。 この名前がコールされた瞬間、 中日の勝利は約束されていた。 久々に2試合連続のスタメンとなった我らが井上は、 5回、鮮やかなツーベースで出塁すると、 中村のバント、神野の内野ゴロで電光石化のホームイン。 さらに7回にも内野安打で出塁、渡辺のタイムリーで生還しこの日は2安打2得点。 とどめは3−3の同点で迎えた9回だ。 無死一二塁で井上へのサインは送りバント。 しかし、井上はバントをピッチャー正面へ転がしてしまう。 ところがヤクルト・五十嵐がこれを三塁悪送球、ボールは転々と外野へ転がり、 井端が決勝のホームを駆け抜けたのだ。 井上の技ありのバント失敗 が決勝点を呼び起こす。 「ツキも実力のうち」とは言ったものだが、 ついに勝利の女神までもが井上ファンクラブに入会した。

4/25(火) 7番ライト 中飛 左2 二安 投ゴ ---- .244
4/23(日) 7番ライト 中飛 右安 中安 2ゴ ---- .204
4/22(土) 代打 2ゴ ---- ---- ---- ---- .182
4/20(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .188
4/18(火) 7番ライト 四球 左2 三振 投併 ---- .188

今日の井上一樹(4/23)
 「監督も人が悪い。それならそうと早く教えてくれればよかったのに」。 昨年は“開幕男”の名を欲しいままにした井上だが、 今季今ひとつパッとしなかった理由が明らかになった。 それは、18日の対広島戦の前に星野監督がナインに放った あの言葉にあった。

 「今日から開幕だ!」(星野監督)

 そう、中日はそのときまで まだ開幕してなかった のである (「開幕に気付いてなかった」でも可)。 開幕してないんだから開幕男も活躍のしようがない。 その証拠に再開幕後の18日以降は、 我らが井上はスタメン出場した試合では必ずヒット、 今日も2安打を放ちトータルで8打数3安打、 打率.375と絶好調なのだ。 ようやく開幕に気付いた井上 の前にもはや敵はなし。中日の“真の開幕ダッシュ”が始まった。

4/23(日) 7番ライト 中飛 右安 中安 2ゴ ---- .204
4/22(土) 代打 2ゴ ---- ---- ---- ---- .182
4/20(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .188
4/18(火) 7番ライト 四球 左2 三振 投併 ---- .188
4/16(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172

今日の井上一樹(4/22)
 中日6点リードの8回裏、 2アウトで出てきた代打が待ってましたの我らが井上だ。 だがしかし、大量リード、ランナー無し。 この場面で井上が為すべき仕事は、 ホームランでもチャンスメークでもカウント稼ぎでもない。 それは、 さっさと凡退してチェンジにし、 ナゴヤドームのお客さんにギャラードを初お披露目すること だ。日頃からファンサービスに熱心な井上だけに、 ここは自分が打ちたいのをグッと我慢、 二ゴロで軽く凡退し自分の仕事をきっちり果たすのだった。

4/22(土) 代打 2ゴ ---- ---- ---- ---- .182
4/20(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .188
4/18(火) 7番ライト 四球 左2 三振 投併 ---- .188
4/16(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/14(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172

今日の井上一樹(4/20)
 我らが井上がスターティングメンバーにいなかった時点で、 今日の 完封負け約束されていた。 人は失敗を重ねて成長する。 星野監督も「井上の重要性」を身にしみて思い知った事だろう。

4/20(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .188
4/18(火) 7番ライト 四球 左2 三振 投併 ---- .188
4/16(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/14(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/13(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172

今日の井上一樹(4/18)
 全国数百万余名 マイナス数百万名の 井上ファン のスタメン復帰要望の声に応え、 4試合振りに我らが井上がグラウンドに帰って来た。 第1打席は井上の打棒をおそれた広島先発・黒田が 逃げに逃げて四球 と勝負を避けたものの、 5回の第2打席ではその黒田から鮮やかな2ベースを放ち、 「恐怖の7番」復活のプロローグ を倉敷の夜空に轟かした。 「さすが我らが井上だ!」「これで中日も波に乗れるぞ!」 と確信した倉敷の中日ファン1万人は、 いつまでも井上のバッティングに酔いしれ、 ゲームの勝敗などもはや気にする者はいなかった。

4/18(火) 7番ライト 四球 左2 三振 投併 ---- .188
4/16(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/14(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/13(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/12(水) 7番ライト 三振 1ゴ 1ゴ ---- ---- .172

今日の井上一樹(4/16)
 阪神の先発は前日の雨で流れた川尻のスライドかと思われたが、 井上が恐くてしょうがない野村監督 が出して来たのはまたも左の湯舟。 おかげでライトには今日も倫代の旦那が入ったが、 2回、倫代の旦那はライトへの打球処理をミスり先制点のきっかけをメイク。 「ああ、こんなときライトが我らが井上だったら!」 と中日ファンをやきもきさせるばかりだった。 そして井上を欠いた竜打線など「わさびの入ってない江戸前寿司」 「野球カードの入ってないプロ野球チップス」 「味噌の入ってない味噌煮込みうどん」のようなもの。 味噌なし味噌煮込みうどん打線は湯舟の前に手も足も出ず、 アラエッサッサーと3安打完封されてしまった。

4/16(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/14(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/13(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/12(水) 7番ライト 三振 1ゴ 1ゴ ---- ---- .172
4/11(火) 7番ライト 一邪 一ゴ ---- ---- ---- .192

今日の井上一樹(4/14)
 先発メンバーの5番ライト佐藤康は偵察要員。 ピッチャーが右の川尻なら我らが井上、 左の星野なら倫代の旦那といった作戦だが、 井上をおそれた阪神・野村監督 が左の星野を持ってきたため、井上は無念のベンチ待機となった。 しかし井上を欠いた竜打線など「クリープの入ってないコーヒー」 「タマネギの入ってないカレー」 「タコの入ってないタコ焼き」のようなもの。 タコ無しタコ焼き打線は星野の前に手も足も出ず、 スイスイスーダララダッタ・ススイのスイと完投され敗れるのだった。

4/14(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/13(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/12(水) 7番ライト 三振 1ゴ 1ゴ ---- ---- .172
4/11(火) 7番ライト 一邪 一ゴ ---- ---- ---- .192
4/09(日) 7番ライト 遊飛 左安 遊ゴ 中飛 ---- .208

今日の井上一樹(4/13)
 不振のディンゴを7番に下げ、 5番ライトに渡辺を入れる奇襲オーダーで我らが井上ははからずもベンチ。 だが、この「井上ベンチ」が広島先発・高橋の建ちゃんの好投の呼び水となる。 「今日はあの恐い井上がいないから、スイスイ投げられるぜ!」 とばかりに建ちゃんは7回2/3をゼロ行進でピシャリ。 井上を欠いた竜打線は手も足も出ず2点ビハインドで9回裏を迎えた。 ところが、広島2番手・若い小山田にはこれがプレッシャーになる。 「いつ代打で井上さんが出るか分からない…。 井上さんが出て来る前に抑えなきゃ、 抑えなきゃ」 という焦りから ノーアウトから渡辺・山崎に連打を浴び降板、 続く山崎慎太郎もベンチからの見えない井上の威圧感に押され乱調、 関川のサヨナラタイムリーを浴びたのだった。

4/13(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .172
4/12(水) 7番ライト 三振 1ゴ 1ゴ ---- ---- .172
4/11(火) 7番ライト 一邪 一ゴ ---- ---- ---- .192
4/09(日) 7番ライト 遊飛 左安 遊ゴ 中飛 ---- .208
4/08(土) 7番ライト 四球 中飛 中安 ---- ---- .200

今日の井上一樹(4/12)
 せっかく復調の兆しを見せる「元祖チャンスに強い男・井上」 なのに、回って来た3打席はいずれもランナー無し。 これでは持ち味の 目立ちたがり根性 に火が点かないのも無理はない。 そんな我らが井上とは対照的に、 ことごとくチャンスで回ってきては凡退するディンゴを見ながら、 「あー、オレに任せてくれたら絶対打つのになぁ。 いっそ、オレに5番打たせてくれんかな。 打率もディンゴさんとそんな変わらんし。 」なんて事は(スタメンどころか2軍落ちの危機のため) 口が裂けても言えない井上だった。

4/12(水) 7番ライト 三振 1ゴ 1ゴ ---- ---- .172
9回にライト・大西と途中交代
4/11(火) 7番ライト 一邪 一ゴ ---- ---- ---- .192
4/09(日) 7番ライト 遊飛 左安 遊ゴ 中飛 ---- .208
4/08(土) 7番ライト 四球 中飛 中安 ---- ---- .200
4/07(金) 7番ライト 振併 右安 一ゴ 三振 右安 .167

今日の井上一樹(4/11)
 何にせよ、 3試合も空振り三振がない のはいい気配だ。 病み上がりでまだ全開モードになれない我らが井上だが、 今日もボールをバットに当てて前に飛ばす事に成功、 完全復活へ向け着々と爪を研いでいる。 試合の方はD1−11Cで迎えた7回裏に 井上に代わり代打に井端が出た時点で終了、 井上が引っ込んだおかげでたったの10点差が逆転出来ず 、負けてしまった。

4/11(火) 7番ライト 一邪 一ゴ ---- ---- ---- .192
7回に代打・井端と途中交代
4/09(日) 7番ライト 遊飛 左安 遊ゴ 中飛 ---- .208
4/08(土) 7番ライト 四球 中飛 中安 ---- ---- .200
4/07(金) 7番ライト 振併 右安 一ゴ 三振 右安 .167
4/06(木) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .077

今日の井上一樹(4/9)
 この日は4回にレフト前ヒット、三振もゼロと完全にスランプから脱出した感のある我らが井上だが、 なにぶんまだなおりかけの体。 6試合振りの安打を放った7日の試合では張りきって ヒットを2本打ってしまったため、その反動で8日は致命的エラーを2個もしてしまった (記録は1エラー)だけに、 あまり暴れ過ぎるのも逆効果。 9回、同点で迎えた1死一二塁の絶好の好機だったが、 無理を出来ない井上は無念のセンターフライに倒れ、 ゲッツーを防ぎ春男の中村に回すのが精一杯だった。

4/09(水) 7番ライト 遊飛 左安 遊ゴ 中飛 ---- .208
4/08(土) 7番ライト 四球 中飛 中安 ---- ---- .200
4/07(金) 7番ライト 振併 右安 一ゴ 三振 右安 .167
4/06(木) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .077
4/05(水) 7番ライト 三振 三振 一ゴ ---- ---- .091

今日の井上一樹(4/8)
 「ミスを憎んで人を憎まず」(イエス・キリストの言葉)。

 風邪は「ひきはじめ」と「なおりかけ」が大事だと保健の先生も言っていた。 チームの中心打者なら一度はかかる病気「バットとボールが30センチ離れる病」 をようやく克服した我らが井上だったが、 この日はその反動からか、 3回の守備時にクッションボールの処理ミス、 5回にはライト正面のライナーを炎の落球、 「グラブとボールが30センチ離れる病」 で横浜にやらなくていい点を献上してしまった。 チームのムードメーカーである井上がこんな奇病にかかってしまっては投手陣が動揺するのも無理はない。 井上の容態が心配で仕方がない投手陣は、合計12個の与四死球で総崩れ、 YB12−3Dと景気よく横浜に敗戦した。

 「何を言っても言い訳になります。回転してない打球だった。打球が変化して…」 (井上)。この反省をバネに、またひと回り成長しそうな井上だ。

4/08(土) 7番ライト 四球 中飛 中安 ---- ---- .200
8回に代打・井端と途中交代。
4/07(金) 7番ライト 振併 右安 一ゴ 三振 右安 .167
4/06(木) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .077
4/05(水) 7番ライト 三振 三振 一ゴ ---- ---- .091
4/04(火) 7番ライト 遊ゴ 三ゴ 三振 ---- ---- .125

今日の井上一樹(4/7)
 ここまでかかる奇病のため不振にあえいでいた我らが井上だったが、 「このままで終わるわけがない」というのは全国の4億500万中日ファン全てが分かっていた事だ。 最初の打席こそ三振ゲッツーと 愛敬を見せたものの、 4回に回った第2打席では横浜先発・川村から見事なライト前ヒット、 実に6試合14打席振りの安打をたたき出したのだった。 「ワオウ!カズキが打ってくれれば、ミーも鬼に金棒だゼ!」 と中日先発・バンチは百万の味方を得た思いだったのだろう。 バンチは井上の打棒復活にノリノリの快投で応え横浜マシンガン打線を9回無安打完封、 ノーヒット・ノーランの大記録を打ち立て、井上の復活に花をそえた。

4/07(金) 7番ライト 振併 右安 一ゴ 三振 右安 .167
4/06(木) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .077
4/05(水) 7番ライト 三振 三振 一ゴ ---- ---- .091
4/04(火) 7番ライト 遊ゴ 三ゴ 三振 ---- ---- .125
4/02(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .200

今日の井上一樹(4/6)
 「スイング!」。3塁塁審・ オレンジ色の審判服を着た渡真利 の右手が上がる。 ようやく 「ボールとバットが30センチ離れてしまう病」 の奇病から回復しつつあった我らが井上だったが、 井上の当たれば有珠山まで飛んで行く打棒を怖れた渡真利によるこの 「作られた三振」 で、また元の症状に逆戻りしてしまった。 主砲・井上が打てなければ中日も勝てるわけがない。 弟3打席で井上に代わる代打・井端が告げられた瞬間、 中日無念の3連敗が確定した。

4/06(木) 7番ライト 三振 三振 ---- ---- ---- .077
8回に代打・井端と途中交代
4/05(水) 7番ライト 三振 三振 一ゴ ---- ---- .091
4/04(火) 7番ライト 遊ゴ 三ゴ 三振 ---- ---- .125
4/02(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .200
4/01(土) 7番ライト 中飛 三振 遊併 ---- ---- .200

今日の井上一樹(4/5)
 無能な首脳陣のせいで 「ボールとバットが30センチ離れてしまう病」にかかってしまった我らが井上は、 今日も2三振と昨日の試合から合わせると3打席連続の三振のマウンテン。 だがしかし、ここで終わる井上ではない。 8回に迎えたこの日の第3打席では、読売・木村から 気迫の一ゴロを放ち、 ついにバットにボールを当てたのだった。 30センチから徐々にその距離が縮まりつつある井上、 病気の完治はもうすぐだ。

4/05(水) 7番ライト 三振 三振 一ゴ ---- ---- .091
4/04(火) 7番ライト 遊ゴ 三ゴ 三振 ---- ---- .125
4/02(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .200
4/01(土) 7番ライト 中飛 三振 遊併 ---- ---- .200
3/31(金) 7番ライト 四球 中安 ニゴ ---- ---- .500

今日の井上一樹(4/4)
 何せ春季キャンプの紅白戦、オープン戦と全試合出場し、 2試合続けてノーヒットの日は無かった「好調持続タイプ」の我らが井上だけに、 1日でも休むと「ボールとバットが30センチ離れてしまう病」にかかってしまう。 そんな井上の特異体質を知らずにヤクルトとの3回戦を休ませた星野センイチに全ての原因があるのだが、 今日の井上は3打数0安打とミレニアム21試合目にして初の2試合連続ヒット無し。 病いにかかった井上の豪快な空振り三振を、遠くから 筒井がニヤリとほほえみ見つめていた。

4/04(火) 7番ライト 遊ゴ 三ゴ 三振 ---- ---- .125
4/02(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .200
4/01(土) 7番ライト 中飛 三振 遊併 ---- ---- .200
3/31(金) 7番ライト 四球 中安 ニゴ ---- ---- .500

今日の井上一樹(4/2)
 開幕3戦目にして早くも我らが井上をスタメンから外すなど、 次カードの読売戦を見越した主砲隠し に入った星野中日。「井上の代役」が重圧となりチャンスでことごとく凡退する筒井を横目に、 井上は久慈と並んでシークレット・トーク。 9回に守備固めでベンチから出ていく久慈の後ろ姿を、 捨てられた子犬のように寂しく見つめる井上だった。

4/02(日) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .200
2回にベンチで久慈と世間話
4/01(土) 7番ライト 中飛 三振 遊併 ---- ---- .200
3/31(金) 7番ライト 四球 中安 ニゴ ---- ---- .500

今日の井上一樹(4/1)
 バンチと伊藤智の好投で6回まで0−0と緊迫した試合展開は、 7回に中日打線が爆発、ゴメスの犠牲フライ・山崎のタイムリーで2点を奪い、 さらに1死二塁とチャンスは続きバッターは我らが井上。 「ここで俺がタイムリーを打ったら、次は4月得意の中村さんや。 これ以上2点も3点も取ったら、岩瀬にセーブがつかなくなる」 といった思いがよぎったのか、 井上は絶妙なショートフライゲッツー。 自分がヒーローになる権利を捨ててまで、 岩瀬に今季初セーブをプレゼントした心優しい井上だった。

4/01(土) 7番ライト 中飛 三振 遊併 ---- ---- .200
8回にライト・筒井と途中交代
3/31(金) 7番ライト 四球 中安 ニゴ ---- ---- .500

今日の井上一樹(3/31)
 ヤクルト・石井一への結婚祝い とはえ、1回の先頭打者から6連続三振はいささかやり過ぎだ。 しかし、7人目の打者が我らが井上だったのが石井の運のツキ。 「みんな、もっと球を見なあかんで」 とばかりに井上は気迫のフォアボールを選び、 石井のパーフェクトの夢を粉砕すると共に、ナインに 「打てないときはこうやって塁に出るんですよ」 と教えるのだった。 さらに第2打席では 「ちなみにヒットはこうやって打つんですよ」 とばかりにセンター前へ弾き返し、 不甲斐ない竜打線に喝を入れ、 選手会副会長としてナインをグイグイ引っ張っていく気迫を前面に押し出していた。

3/31(金) 7番ライト 四球 中安 ニゴ ---- ---- .500



KAZUKI☆EXPRESS