今日の普久原

2005.2.5 update.


カモシカに熱い視線!


 沖縄キャンプ2日目の2月2日、 北谷でカモシカに熱い視線を送るベテラン解説者がいた!

カモシカに熱視線を送る加藤博一

カモシカに熱視線を送る加藤博一↑


 フジテレビ『すぽると!』、CS『プロ野球ニュース』でおなじみの加藤博一である。
 カモシカのバント練習を眺めていたヒロカズは、

 「バントはリズム、リズムよ!」
 「スイッチ・ヒッターなの?」
 「自分の素質を生かして練習するんだよ!」

 と、若きカモシカにアドバイスを送ったのだ!

 加藤博一といえば、大洋ホエールズ(現TBSブルーオーシャンズ)で 屋鋪要・高木豊と組み“スーパーカートゥーリオ”を結成、 「高木・加藤・屋鋪で塁を埋め、レオン内野フライ、田代でゲッツー」 と(主に味方に)おそれられた、伝説の核弾頭トリオの一角である。
 中日も「ブルースリー」とか言って同じ路線を狙おうとして失敗したのは記憶に新しい。

 さて、そんなヒロカズがカモシカに目をつけた。
 去年『プロ野球ニュース』で同僚の高木豊・谷沢健一らが 激しい落合バッシングを展開する中、 ヒロカズだけは中立の立場で、落合野球を頭から否定することはしなかった。 おかげでシーズンが始まってからもすんなり“オレ流・理解派”に入ることが出来た 珍しい「勝ち組」解説者である。
 開幕前のオレ竜批判がことごとく的外れに終わった『プロ野球ニュース』解説陣の中では、 ヒロカズは随分と株を上げ、いまや「プロ野球ニュースのナンバーワン解説者」と言っても過言ではない。

 そんなヒロカズに目をつけられたのだから、 こりゃカモシカも気合を入らざるを得ない。
 いや、別に“ヒロカズ2世”とか 不名誉な称号 を襲名しろとか、そんな無茶を言うのではない。
 カモシカが活躍すれば、 『プロ野球ニュース』でヒロカズに、

  「このコはネ、キャンプの時から、 僕が目をつけてたんですよ」

 と、“全国区で褒められる”チャンスが出てきたということなのである!



 プロ野球は、 一部有名球団以外は、 たとえ活躍しても名前を覚えてもらえない 選手が多い。 それが今のプロ野球の問題点であり、 パリーグで活躍した選手が、何かとセに行きたがるのもそういう理由だ。


左から建山・小林雅・三瀬・横山・川島

↑2004年度の連盟表彰選手なのに、(おそらく)顔と名前が一致しないであろう選手一覧


 「サーカスの芸人は観客がいるから頑張れる」

 と言ったのは『からくりサーカス』の才賀勝だが、 頑張ってもお客に見てもらえない不幸な芸人(=プロ野球選手)が多い中、 カモシカは 「活躍すれば、加藤博一に全国区のテレビで紹介される」 というチャンスをもらったのである!!

 行け!カモシカ!
 “加藤博一の弟子”でも何でもいい!
 カモシカの名を全国に広めるのだ!!