今日の普久原

2005.1.30 update.


カモシカ、福留部屋に!


 1月28日、大学の試験のため本隊より2日遅れでカモシカが沖縄入りした。
 そして、遅れてきたカモシカに衝撃の事実が!

 カモシカ、福留と相部屋!!

 ひいぃぃぃいっ!!!
 何のペナルティですか、親分!?

  1. 指名会見で「解決す竜!」とかアホなことを言ったから、目をつけられた。
  2. 逆に「面白いやつ」と思われ、頑固で無愛想な福留のアイス・ハートを溶かす係を任じられた。
  3. 契約更改でゴネた挙げ句、しまいには落合のせいにした福留に対するペナルティ(一人部屋取り上げ)。
  4. 新人11人で早い者勝ちで部屋を選び、福留部屋が最後に残った。


 新人に与えられたいきなりの試練。
 これも落合監督の与えた“超えなければならない壁”なのだろう。

 福留といえば、ルーキー時代の1年目は同じ鹿児島出身の井上(真の主砲)が教育係として同室になった。 ところが、あの愛想のいい井上をして、 その後、井上が「福留と仲がいい」という話は聞いたことがない。
 大西によれば福留は「いつも食堂で1人でメシを食ってる」そうだし、 練習でもいつも立浪にベッタリで、他の選手とは目も合わそうとしない。 まさに“孤高の戦士”といった塩梅である。 (←いいほうに書きました)

 チーム内でも無口で、あまり友達を作らない福留。 そんな福留に、カモシカが「2人部屋」で合いまみえる!!


普久原との同室が決まり、唇を噛む福留

 福留(カモシカの印象を聞かれて)
 「福留モデルのグラブを使っているんでしょ? 『やめとけ、使いづらいだろ』 って言ってやったんです。困った顔してましたけど…。 まあ、どんなにこっちが気を使うなって言っても気を使うだろうし。 なるべく部屋にいないようにしますよ。」


 後輩に何か教えたり、 コミュニケーションを深めようという気配は微塵も感じられない。 それどころか 5万5000円も出した買った福留モデルのおニューのグラブを全否定 だ。




「俺の5万5000円…」


 いったいこの先輩から何を学べというのか。
 いや、あるいは
 「遊びを教えてもらえない」
 「技術も教えてもらえない」
 という点で、福留の求道振りを見て“プロの厳しさ”を肌で感じ、 アマチュア気分をぶっ飛ばす目的がそこにはあるのかも知れない。


福留との同室が決まり、唇を噛む普久原

 普久原(福留の印象を聞かれて)
 「福留さんと2人になると、何を話していいのかわかりません。 これからいろいろ話して生きたいと思います」


 あるいは逆に、“この人のやり方はチームワークを築く上で間違っている!” と、反面教師的効果で自我の確立を狙っているのではないか、 という考え方も出来る。 落合監督の方針はいつだって「自分で考えて、自分で答えを出せ」だ。

 一番やっかいな相手と同部屋になってしまったカモシカ。
 福留が鹿児島出身だけに、“鹿児島”と“カモシカ”で意外と相性が合うかも知れない。
 いずれにしても、監督の隠された“期待”に、 カモシカは応えることが出来るかどうか。

 カモシカのプロとしての第一歩は、 「福留攻略」 という高いハードルから始まる!!